森美術館は、会田誠の世界初となる大規模な個展「会田誠展:天才でごめんなさい」を開催する。会期は11月17日~2013年3月31日、開館時間は10:00~22:00(火曜日のみ17:00まで、1月1日は22:00まで)。入館料は一般1,500円、学生(高校・大学生)1,000円、子供(4歳~中学生)500円。

《あぜ道》1991年 豊田市美術館蔵(愛知) Courtesy:Mizuma Art Gallery

美術家の会田誠は、1990年代初頭のデビューから、美少女、戦争、漫画、サラリーマンなどを題材に、日本の近現代社会をシニカルに捉えた鮮烈な作品を発表し続けてきた。その技法は、絵画、彫刻、映像、漫画、パフォーマンスなど横断的で多岐にわたり、日本の美術界では高い評価を得ている。それにもかかわらず、きわどく刺激の強い表現のため、これまで美術館での大規模な個展は開催されてこなかった。

なお、同展は、初期の代表作から日本未公開作品4点、最新作7点以上を含む約100点もの作品を通して、これまで断片的にしか紹介されてこなかった会田誠の全貌に迫る内容となっている。

《滝の絵》2007-10年 国立国際美術館蔵(大阪) Courtesy:Mizuma Art Gallery

《大山椒魚》2003年 高橋コレクション蔵(東京)Courtesy:Mizuma Art Gallery

《紐育空爆之図》(戦争画RETURNS) 1996年 零戦CG制作:松橋睦生 高橋コレクション蔵 Courtesy:Mizuma Art Gallery