NTTドコモは11月7日、ローソン、らでぃっしゅぼーやと資本・業務提携することを発表した。NTTドコモは、子会社であるらでぃっしゅぼーやの株式のうち10%をローソンに譲渡する。株式の譲渡は2012年12月に実施される予定。

この提携により、各社は物流コストの削減などの事業運営効率化を図るとともに、らでぃっしゅぼーやの有機・低農薬野菜をNTTドコモやローソンが販売促進することで、らでぃっしゅぼーやの収益拡大を図る。

ローソンは、ローソンが保有する物流センターをらでぃっしゅぼーやと共同利用することで、物流拠点の運営費などの削減を目指す。今後、両社の協業がさらに進んだ場合、ローソンはNTTドコモから、らでぃっしゅぼーやの株式を20%まで買い増しすることで合意している。

NTTドコモは12月より、dマーケットで新たに開始する「dショッピング」において、らでぃっしゅぼーやの有機・低農薬野菜の取り扱いを開始する。また、ドコモショップを活用した販売促進やドコモポイントとの連携なども進めていく予定。

さらに、ローソンとらでぃっしゅぼーやによる合弁会社らでぃっしゅローソンスーパーマーケット(らでぃっしゅローソン)は、両社の商材を取り扱うEコマース事業を展開しているが、この提携により、Eコマース事業の最適化を目的として事業再編を行う。

具体的には、らでぃっしゅぼーやがローソン保有のらでぃっしゅローソン株式を譲り受けて同社を12月12日に吸収合併し、Eコマースを「らでぃっしゅぼーやオンラインストア」に改称。らでぃっしゅぼーやの商材を取り扱うEコマースを提供する。