6種類の香りを噴射できるマルチ・アロマ・シューター(Multi-Aroma-Shooter)

情報通信研究機構(NICT)はこのほど、6種類の香りを瞬時に組み合わせて提示できるコンパクトな「香り噴射装置」の開発に成功した。

6種の香りを組みあせてコミュニケーション

NICTでは多感覚(視覚、聴覚、触覚、嗅覚)の情報に基づく超臨場感コミュニケーションを実現するために、嗅覚に訴える「香り」の噴射装置の開発を進めてきた。2009年には、香りの噴射装置「マイクロ・アロマ・シューター(Micro-Aroma-Shooter)」を開発に成功。しかし、そこで噴射できる香りは1種類に限定されていた。

このほど、NICTは6種類の香りを瞬時に組み合わせて提示できる香り噴射装置「マルチ・アロマ・シューター(Multi-Aroma-Shooter)」の開発に成功した。香りを瞬時に切り替えて、小さな穴からユーザーの鼻をめがけて香りを噴射し、香りを出すタイミングと時間を操作することができる。

また、6種類の香りから複数を選択して、同時に提示できるようになった。これにより、豊かな香りの表現が可能に。香りの種類は6個の香源カートリッジを取り換えることで、多種多様に使用できる。

コンパクトで電源はUSB接続でOK

映像との同期提示も可能になった

さらに映像との同期提示もできる。マルチ・アロマ・シューターとPCをUSB接続し、「香りと映像の同期・編集ソフト」を使用すれば、動画コンテンツに合わせて好みの香りを簡単に付与することができる。

サイズは六角柱の小型形状でとてもコンパクト。さらに、AC電源ケーブルを用意する必要はなく、USB接続のみで駆動できる。小さいためテーブルの上にも設置可能だ。

今後の展望として、NICTは本装置をさらに改良。NICT発のベンチャー会社「アロマジョイン」で1年以内の商品化を目指すという。