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山本美月 |
10月18日スタートのテレビ朝日系列ドラマ『Doctor-X ~外科医・大門未知子~』(毎週木曜21:00~)で見習い看護師・小池理恵を演じている山本美月。2009年の東京スーパーモデルコンテストでデビューし、以来、CanCam専属モデルとして活躍しながら、2011年から女優業にも挑戦してきた。今回、初の連続ドラマにレギュラー出演する彼女に、仕事のこと、プライベートのことを語ってもらった。
――連続ドラマで初のレギュラーですね。
ずっとやりたかったんです。今は1話目の手術シーンを撮り終わったところなんですが(取材は9月下旬)、キャストがみなさんすごい方ばかりで、同世代の子が全然いないのですごく緊張します。緊張感のある現場ですけど、毎日たくさん吸収する事があって勉強になります。
――医療がテーマのドラマですが医学用語など、セリフで苦労することは?
ありますね。手術中に器具を渡したりするシーンでは、その渡し方、持ち方、名前も覚えないといけないんです。あとは相手によって手の出し方が違うので、渡し方も変わるんですよ。目元以外は隠れてしまっているので、私だって分かってほしいんですけど(笑)。専門の方に教わりながら演じています。もっと早くとか、もっと手首をきかすとか力の加減とかよく言われています。
――昨年から女優業にも挑戦してきましたね。実際にやってみてどうですか。
楽しいお仕事だと思っていたんですけど、今回のドラマはすごく覚えることが多いので、ここまで大変だとは思ってませんでした。米倉さんとかきっともっと大変な思いをされているんだろうなと。
ただ単に、ナースだ!やった!って思っていたのが実際にやってみると全く甘いものじゃないんですよ。教えてくれる専門の方は、最後は自然に身についていくからとおっしゃってるんですけど…。
――映画の現場と連ドラの違いは?
連ドラは撮影ペースが早いですね。この前、映画『桐島、部活やめるってよ』に出演させていただいたんですが、撮影はリハーサル入れて約3カ月かけていたので、連ドラよりも長い時間撮影していたように思います。
――それだけ展開が早い現場だったら、NGも出せませんね。
そうなんですよ。でも、今は手術シーンだけの撮影で、患者さんとか先生との掛け合いの部分がまだなので、ちょっとそこは不安です。それに、手術シーンは私としても緊張していますし、役柄としても緊張する場面でもありますから、芝居というよりもわりと素に近いと思います(笑)。
――こうして話していると、山本さんは物おじしないタイプなんじゃないかと。
人よりは緊張しないタイプだと思います(笑)。でも、今一番緊張するのは大学なんですよ。授業中に指されるのが本当に苦手です。実は私の通っていた高校がとても厳しくて。それがトラウマになってるんだと思います。
特に数学の先生は怖くて、最初席順に当たっていたのが、突然ランダムになったりするんです(笑)。それが本当に怖かったんです。いっつもドキドキしてました。大学はそこまでじゃないですし、友達が助けてくれたりもするんですけど…ただ、それでも緊張してしまいます。……続きを読む。