日本オラクルは10月19日、トランスレーショナル医療を支援するオラクルのソフトウェア製品群「Oracle Health Sciences Translational Research Center(オラクル・ヘルスサイエンス・トランスレーショナルリサーチセンター)」の提供を開始すると発表した。

「Oracle Health Sciences Translational Research Center」Cohort Explorer画面

本製品は、製薬企業をはじめバイオテクノロジー企業、医療機関、医薬品開発受託機関(CRO)、学術研究機関などが扱う遺伝子・診療・臨床情報などの膨大なデータを統合するデータモデルと横断的に分析するツールで構成されたソフトウェア製品群で、ゲノム解析情報と医療情報の統合・連携・分析を可能とし、バイオマーカー探索、コホート研究、トランスレーショナルリサーチ等における情報のさらなる利活用を支援する。また、利用者の高度なアクセス管理やトレーサビリティーの機能を提供することで、セキュリティ対策の強化と規制要件の順守を支援する。

製品群は「Oracle Healthcare Data Warehouse Foundation:診療情報や臨床情報を中心に、医療コストや患者基本情報なども格納可能な解析用データモデル」、「Oracle Health Sciences Omics Data Bank:ゲノムデータをはじめとしたオミックス情報の解析用データモデル」、「Oracle Health Sciences Cohort Explorer:臨床情報や遺伝子情報を組み合わせた結果の抽出と傾向分析するツール」で構成される。

日本オラクルは、本製品の提供を通じ、トランスレーショナルリサーチを支援し、個別化医療の実現を推進する。