歯の健康と身体の健康に関係があると思うと9割以上が回答

グラクソ・スミスクラインは10月8日の「入れ歯の日」を前に、「口腔(こうくう)ケアと身体の健康に関する意識と歯科医院に行く頻度の実態を把握する調査」を実施。調査は9月18日・19日の2日間、全国の50歳以上の男女1,032人を対象に実施した。

まず、「歯の健康と身体の健康に関係があると思うか」という問いに対し、94.5%が「思う」と回答。しかし、「思う」と答えた人のうち、「同じ歯科医院に定期的に通っている」と回答した人はわずか17.4%だった。

全体的に見ても、同じ歯科医院に定期的に通っている人は16.9%。通院を始めた理由として最も多いのは「歯疾患の治療のため」で44.3%。「歯の定期的なケアが身体のケアにつながると聞いた(知った)ため」と答えた人は27.6%だった。通院には歯疾患の治療が必要で行くことが多く、口の状態をチェック・ケアするために定期的に通っている人は少ないようだ。

歯の疾患の治療のために、通院をするケースが多い

次に、同じ歯科医院に定期的に通っている人のうち、「通うことで何か改善されたと感じたことがある」と答えた人は36.8%。改善されたこととして「食事がおいしくなった(48.8%)」、「身体の不調を感じなくなった(約30%)」と状態が改善したと感じていることが分かった。

同じ歯科医院で定期健診を受けることで、約4割が体が改善されたと回答

また、「歯のかみ合わせに違和感がある」と回答した人は33.2%。そのうち、98.3%の人が過去1年間に何らかの身体の不調を感じていると答えている。かみ合わせの違和感が、身体の不調の原因のひとつになっている可能性が高いことが分かった。入れ歯使用者の51.5%は歯のかみ合わせに違和感があると回答していることから、入れ歯使用者は注意が必要と言える。

噛み合わせに違和感ある人は、身体の不調を感じている