「一年以内に感動の涙を流しましたか?」

シチズンが提供するWEBマガジン「リアルスケール」編集部は12日、全国の男女2,708人(男性1,620人、女性1,088人)を対象に実施した「時に関する意識・実態調査 第20回『みんなの感涙事情』」の結果を発表した。調査は7月10日~8月6日、同WEBマガジン上のアンケートで行われた。

「一年以内に感動の涙を流しましたか?」と尋ねたところ、全体では74.7%の人が「ある」と回答。男女別では、男性69.1%に対して女性83.1%と、女性の方が多い結果となっている。

「感動して泣いた時間はどのくらいですか?」と尋ねたところ、全体で最も多かった回答は「2から3分程度」だった。男女別に見ると、男性の2位は「1分以下(32.2%)」、女性の2位は「5分程度(24.4%)」となっている。男性に比べ、女性は半数近い人が「5分以上」涙を流している結果となった。

「感動して泣いた時間はどのくらいですか?」(全体・性別)

女性が感涙する理由としては、「初めての出産で苦しさ以上に感動して主人と一緒に涙が止まらなくなりました。(徳島県・女性)」や、「貧しい少年と犬の姿を描いたアニメは私の十八番です。つらいとき、ストレスがたまった時、これを見て大泣きすると気分もスッキリ!(北海道・女性)」などの体験が寄せられている。

また、感動して泣いていた時間を世代別に見ると、感涙時間「1分以下」は、60歳以上で36.2%、50代で31.5%、40代で29.9%、30代で22.4%、20代で17.2%、20歳未満で3.5%と、若い世代になるほど「1分以下」の占める割合が少なくなった。若い世代ほど、泣いている時間が長いという興味深い結果となっている。

「感動して泣いた時間はどのくらいですか?」(世代別)

20歳未満、20代が感涙する理由としては、「プロポーズした時、初めて彼女が泣いている姿を見た。それを見て思わずこっちも泣いてしまった(東京都・男性)」、「転職するために会社を辞める際、職場でずっと厳しく指導してくれていた先輩が泣いてくれ、おもわず私も涙(千葉県・女性)」、「最近何にでも感動します。あり過ぎて書ききれないほど(大阪府・女性)」などのコメントが見られた。