NECは9月6日、コンビニエンスストアやドラッグストアなど小型店を多店舗展開する海外の小売業(チェーンストア)向けのソリューションを製品化し、中国、インドネシア、マレーシア、タイなどを中心に販売すると発表した。

海外チェーンストア向けソリューションの概要イメージ

販売するソリューションは、店舗から本部までトータルにカバーするシステムで、店舗機能は、POSシステム、ハンディターミナルを活用した発注・検品・棚卸システム、店舗のバックオフィスシステムで構成されている。本部機能は売上管理などの基本機能と生鮮品管理などのオプション機能を用意している。

これらのシステムは、それぞれ個別に導入することが可能であり、顧客のニーズに応じ、まず店舗側でPOSシステムやハンディターミナルシステムとバックオフィスシステムを導入し、その後店舗増加に応じて本部システムを追加していくこともできる。このように事業の成長に合わせた柔軟な選択肢を用意することで、チェーンストア経営をトータルにサポートする。

システムは、中国語と英語に対応しており、各国の税制や通貨はパラメータを設定するだけで変更することが可能。

NECでは、今後3年間で、海外で30社(約30,000店舗)以上の販売を目指している。