NTTデータは9月5日、クラウドサービス間連携支援プラットフォーム「Sinfonex」が、日本郵便の「Web会員管理システムおよびインターネット統合認証基盤」に採用されたと発表した。

これは、郵便事業の「Web会員管理システムおよびインターネット統合認証基盤構築の委託」を、NTTデータが落札したことによるもの。

Sinfonexは、ID連携、Webサービス連携などによる「サービス連携プラットフォーム」で、「ID連携機能」および「会員管理機能」については、クラウド型サービスのみでなく、利用者の保有するIT資産への提供(サブスクリプションライセンスでの提供)も行っている。

Sinfonexの概要

「ID連携機能」は、シングルサインオンを可能とするSSOエンジンで、SAML2.0とOpenIDに対応。「会員管理機能」は、1,000万会員規模の大規模会員管理を可能とする会員管理エンジンとなる。

Sinfonexは、「ID連携機能」および「会員管理機能」により、共通IDによる各Webサイトへのシングルサインオンや、一元的な会員情報管理によるサポート等が可能になり、また、メジャーサイトとのID連携についても、Sinfonexを利用する事でID連携ができる。

日本郵便では、Sinfonexを活用することで、日本郵便が利用者向けに提供している、各Webサービスにおいて、利用者は一つの会員IDでそれぞれのサイトへログインすることが可能となる。