全国健康保険協会は、加入者が各種申請や届出の際に必要な申請書の入手手段の一つとして、富士ゼロックスの「ネットプリント」を採用し、8月30日より運用を開始したと発表した。これにより、加入者は各種申請書を全国のセブン-イレブンで印刷することが可能となった。

「ネットプリント」は、インターネット経由でファイル預かりサイト(ネットプリントセンター)に登録した文書や写真を、全国のセブン-イレブン店舗に設置されたマルチコピー機にあらかじめ登録された8桁のプリント予約番号を入力するとプリントができるサービス。

これまで加入者が健康保険の給付や被保険者証の再交付などで必要となる各種申請書を入手する場合は、全国健康保険協会に郵送を依頼するか、または同協会のホームページからダウンロードして自分で印刷する必要があったが、今後は「ネットプリント」を活用したサービスで、各種申請書を全国のセブン-イレブンにて、1枚あたり20円で印刷できる。

ネットプリントからの各種申請書の入手フロー

今回の取り組みでは、全国健康保険協会が扱う申請書のうち16種類をネットプリントセンターに登録し、8桁のプリント予約番号を設定。各種申請書の記入例も「ネットプリント」を通じて入手することができる。

全国健康保険協会は、中小企業等で働く従業員やその家族が加入されている健康保険を運営するために、平成20年10月1日に設立。全国に約3,500万人の加入者がいる。