シチズン時計の連結子会社であるシチズンTICは9月7日、タイムサーバー機能を標準装備した親時計「KM-70シリーズ」を全国で発売する。

「壁掛型水晶式親子時計」

親子時計とは、親時計から接続されたすべての時計(子時計)に信号を送り、同じ時刻を表示させるシステムのこと。学校や駅などで利用され、配線でつながれた時計であれば、建物内のすべての子時計をいっせいに調整でき、効率よく管理できる。

今回発売された親時計には、ネットワークに接続される機器の時刻を正確な時刻に同期するタイムサーバー機能を標準装備。さらに子時計の駆動、学校のチャイムや外灯の点灯・消灯といった外部機器を制御できるプログラムタイマーに加え、建物内のパソコン、防犯カメラなどのネットワーク対応機器の時刻合わせも一括でできる便利な機能を搭載している。親時計の時刻修正には、新たにGPS方式を採用。GPSアンテナを屋外に設置することで、場所を選ばず受信可能になった。

今回販売されるのは、「壁掛型水晶式親時(KM-70 / 72Tシリーズ)」と「パネル型水晶式親時計(PT-72Tシリーズ)」の2モデル。価格は19万5,300~64万3,650円となる。