NECは、企業における経費申請・承認や住所変更などの処理業務を実現するワークフローシステム「EXPLANNER/FL(エクスプランナー/エフエル)」を強化し、クラウドサービスで提供する「EXPLANNER for SaaS ワークフロー」、およびパッケージソフトウェアとして、「EXPLANNER/FL V4.0」を販売開始すると発表した。

クラウドサービス「EXPLANNER for SaaS ワークフロー」は、サービスの申し込みから最短3日で利用が可能で、そのまま利用できる業務別申請パックとして、出張申請、立替交通費清算などの「経費申請」、家族異動届、住所変更届などの「総務人事申請」に加え、さまざまな申請書類を揃えた「汎用申請」の3つの申請パック、約100種類のテンプレートを提供する。また、駅すぱあと連携や、スマートフォン承認オプションなどのオプションサービスを提供するほか、今後、小売業や建設業などの業種向け申請パックの提供を予定している。

価格(税別)は、初期費用30万円~、月額300円/IDで、提供開始は9月18日。

出張申請書画面

住所変更届画面

パッケージの「EXPLANNER/FL V4.0」では、IEに加え、Chrome、Safariなどのマルチブラウザに対応することで、スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスからの各種の申請・承認処理を実現した。また、他システムとのマスタ参照やデータ入出力での連携において、Oracle、SQL Serverに加え、DB2との連携を強化。そのほか、SharePointとのシングルサインオンを実現する。

価格(税別)は240万円~で、提供開始は10月下旬の予定。

なお同社は、「EXPLANNER/FL」シリーズのグローバル展開を推進するため、NECソリューションズ(中国)に約10名からなる技術センターを設立し、現地での販売・保守体制を整備。さらに今後、東南アジアや太平洋地域での販売・保守体制を整備していくという。