シマンテックは、企業の既存インフラを活用したビッグデータ分析を可能にする、Veritas Storage Foundation Cluster File System向けアドオンソリューション「Symantec Enterprise Solution for Hadoop」を発表した。Hortonworks Data Platform (HDP) 1.0 と Apache Hadoop 1.0.2 に対応しており、Veritas Storage Foundation Cluster File Systemを利用中であれば無料で利用できる。

同ソリューションは、ビッグデータの管理負荷を削減し、Apache Hadoopの企業導入を可能にするための、拡張性と耐障害性を備えたデータ管理ソリューション。

既存のインフラを用い、構造化データおよび非構造化データを含む最大16PBのデータを処理し、ストレージの過剰なプロビジョニングやデータマイグレーションが不要となり、予測される単一障害点やパフォーマンスのボトルネックを抑制する。

Apache Hadoop環境では一般に、データはノード間に分散され、1台のメタデータサーバのみがデータの保存場所を認識するが、同ソリューションは、メタデータサーバーによるファイルシステムの利用率を高めると同時に、クラスタ内に1台以上のノードが稼働している間は、確実に分析アプリケーションが稼働し続ける環境を維持。クラスタ内の各ノードも同時にデータにアクセスできるようになる。