ビデオリサーチは8月23日、3歳~12歳の子ども617人を対象に実施した「キャラクターと子供マーケット調査」の調査結果を発表した。調査地域は東京駅を中心とする30km圏内。同調査はキャラクターに関するもの以外にも幅広い内容を扱っており、今回は子どもの携帯電話所有状況などが公開されている。

発表によると、携帯電話・PHS・スマートフォンのいずれかのモバイル端末を所有している子どもは全体の18.8%。男女ともに3~6歳の所有率は低いが、年齢が上がるにつれて所有率が高まっている。2011年12月度の結果と比較すると7~9歳の所有率が大きく伸び、全体(3歳~12歳)でも約5ポイント増加している。

性年齢別のモバイル端末所有率(発表資料より)

モバイル端末を所有する子どもの母親に「利用している機能」を尋ねた質問では、77.6%が「メール」機能を利用していると回答。防犯ブザーや位置情報サービスなどの「防犯」機能や「カメラ」機能はともに約40%が利用している一方で、「インターネット」の利用率は12.9%と低めになっている。

利用している機能(発表資料より)

モバイル端末の購入理由は、「子供の安全対策として」が71.6%で最多。以下、「習い事や塾で帰りが遅くなるから」「子供の行動範囲が広がったから」「居場所の確認」と続き、安全確保の手段として購入する人が多い結果となっている。

購入理由(発表資料より)

なお、「キャラクターと子供マーケット調査」は6月と12月の年2回(6月、12月)行われており、今回の人気キャラクター調査では、子どもの人気1位は「ドラえもん」、母親の人気1位は「となりのトトロ」という結果になっている。