シグナルトークは8月15日、認知機能をチェックできるWebサービス「脳測(のうそく)」の無料公開を終了し、有料での提供を開始した。

脳測は、認知症の予防やリハビリにつながるサービスとして開発されたもので、主に50歳以上を対象としている。同社は7月12日~8月14日まではテスト期間として脳測の無料提供を実施し、利用者の意見をもとにサービスを改善して今回の正式リリースに至った。

脳測では、PCを使って「注意力」「遂行機能」「ワーキングメモリ(現在のことを記憶する力)」などのテストを行い、認知機能をチェックできる。測定方法はマウス操作がメインとなる簡単なもので、定期的にテストを行うことで認知機能低下の早期発見が可能になるという。同社は1ヵ月に1回以上の測定を推奨している。

利用方法

テストのイメージ

また、同サービスでは認知機能のテストだけでなく、日本早期認知症学会理事長の志村孚城氏による認知症予防講座など、認知機能向上や認知症の早期発見に役立つ専門家のアドバイスも提供される。

料金形態は、毎月の銀行引き落とし(月額1050円)と1ヵ月間有効なチケット(1575円)の2種類が用意されており、どちらも測定回数に限度はない。また、認知症への対応には家族の理解・サポートが必要になることから、1件の登録につき最大5人まで同一料金で利用可能となっている。

利用料金

現在、無料の会員登録を行うと、ワーキングメモリのテストを試用できる。