Windows 8風に変更されたインタフェース

今回は、7月に公開された次期Officeのプレビュー版「Office Professional 2013 プレビュー」について、前回に引き続き目玉となる新機能を紹介しましょう。Office Professional 2013 プレビューでもっとも目を引くのが、Windows 8風に変更されたインタフェースでしょう。「リボン」を利用したインタフェースは従来から変わりませんが、ボタンやタブなどのオブジェクトから立体感がなくなり、Windows 8に良くマッチする平面的な外観になりました。

図1 Office Professional 2013 プレビューのインタフェース。Windows 8風の平面的なデザインが特徴です

図2 Office 2010のインタフェース。グラデーションや影で各コントロールが立体的に描かれています

図3 Office 2007のインタフェース。左上のOfficeボタンが搭載されましたが、1代限りですぐに廃止されました

図4 いまとなっては懐かしいOffice 2003のインタフェース。シンプルな構成ですが、いまだに根強く支持されています

ファイル操作を行なう「バックステージビュー」も、Windows 8風に変わっています。各項目は微妙に変わっている程度ですが、タブは表示されずに「←」ボタンで編集画面に戻るようになっています。

図5 Office Professional 2013 プレビューのバックステージビュー

また、起動時に最近使った書類の一覧やテンプレートが表示されるようになったのも特徴的です。白紙の状態から書類を作ることはあまりないでしょうから、これは合理的な変更だと言えるでしょう。

図6 ソフト起動時には、最近使った書類やテンプレートが一覧で表示されるようになりました

ちなみにダイアログはWindows 8風ではなく、従来と同じデザインです。ただし、今後インタフェースのデザインが変更される可能性もあります。

図7 ダイアログは従来通りのデザイン