リコーは7月25日、A4サイズ対応のジェルジェット複合機「IPSiO SG 3100SF」の発売を、8月22日に開始すると発表した。価格はオープンだが、市場想定価格は6万5,000円前後。

「IPSiO SG 3100SF」

同製品は、「IPSiO GX 3000SF/3000S」の後継機種にあたり、従来機(IPSiO GX 3000SF)と比較して容積を約38%削減したほか、ファーストプリントの高速化、セキュリティの強化、無線LAN環境への対応などがされている。

特徴として、W399×D437×H330mmのコンパクトボディとなっており、店舗の窓口やバックヤード、SOHOオフィスなど限られたスペースへの設置が可能。

操作部に、漢字やイラストで分かりやすく表示できる4行液晶パネルを搭載しているほか、カードの表面/裏面を読み取り、1枚の用紙の上下に集約してコピーする「IDカードコピー機能」を搭載している。

ファーストプリント速度(A4)は、従来機の3.0秒から2.5秒と高速化し、連続プリント/コピー速度(A4)も、フルカラー/モノクロともに毎分29枚となっている。また、速乾性GELJETビスカスインクにより、片面印刷後の乾燥時間が不要で、両面プリント/コピーは毎分20ページ。

有線LAN、無線LANインターフェースを標準装備し、これにより、パソコンからワイヤレスでプリントやスキャンが可能になった。IPv6にも対応している。

番号の押し間違いを抑止する「あて先繰り返し入力機能」などの搭載により、ファクスのセキュリティに関するガイドラインであるFASEC1に適合し、また、「新レベルカラー印刷機能」の搭載により、原稿に応じて最適なインクの濃度調整を行い、文字はくっきりと、写真などのイメージは濃度を落としながらも高画質かつ経済的に印刷することで、モノクロ並みのコストで印刷できるようになった。

動作時の平均消費電力は約30.4Wで、従来機と比較して約49%を削減。省エネモード時の消費電力は約4.0Wとさらに低電力となっている。

そのほかの主な仕様は、プリンタ解像度が最大3,600dpi相当×1,200dpi、コピー解像度が書き込み及び読み取り最高600×600dpi、スキャナ光学解像度が600×600dpi、本体質量が15.0kg。