第20回アカデミー作品賞の『紳士協定』では、助演女優賞に輝いたセレステ・ホルム (C)BANG Media International

オスカー女優のセレステ・ホルムが7月15日、ニューヨークの自宅で心臓発作のため亡くなった。95歳だった。

セレステは、今月初めより脱水症状でニューヨークの病院に入院していたが、入院中に心停止することもあり、容体は思わしくなかった。先週金曜からは自宅療養のために退院をしたものの、最後は家族と友人に見守られて息を引き取ったという。

1943年にブロードウェイ・ミュージカル『オクラホマ!』 で名を馳せたセレスは、その後ハリウッドに活躍の場を移し、女優として20世紀FOXと契約を果たす。エリア・カザンがアカデミー監督賞を獲得した第20回アカデミー作品賞作品『紳士協定』では、セレステも助演女優賞を受賞。そのほか、『ザ・テンダー・トラップ』『上流社会』『イヴの総て』などにも出演している。2009年にハリウッドから引退を発表。

晩年のセレステは経済的問題や法廷闘争に悩まされており、46歳年下の男性との5回目の結婚をめぐり、自身の息子との訴訟争いが起こっていた。

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