日立ソリューションズはこのほど、同社のクラウドサービス「SecureOnline」が、三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下、MUFG)各社向け勤務管理システムの基盤に採用されたと発表した。

三菱UFJインフォメーションテクノロジー(MUIT)は2005年4月から、日立ソリューションズの就業管理システム「リシテア Job」を利用した勤務管理システムをASPサービスとして提供し、MUFG各社の数万人が本サービスを利用している。

就業管理システム「リシテア Job」の概要

MUITは勤務管理システムを自社で運用するうえで、「人材の流動化による利用人数の大幅な増減への対応」、「システム維持保守担当ベンダーが複数存在することによる管理の複雑化」、「勤務管理システムの年々高まるセキュリティレベルや、増加するシステム投資コストに対する管理コスト削減」といった課題に直面していた。

これらの課題を解決するため、日立ソリューションズは「SecureOnline」を提案し、セキュリティレベルが高い点、データセンターの所在が明らかでMUIT自身でデータセンター内を確認できる点などが評価されて採用された。

「SecureOnline」の概要

MUITは2011年12月から「SecureOnline」上に「リシテア Job」を移行することによって、利用リソースを自由に増減できるようになり、契約ユーザー数の増減に迅速かつ柔軟に対応できるようになった。また、クラウド基盤と業務システムの保守窓口を日立ソリューションズに一本化することで、サービスレベルを可視化し、トラブル対応などの管理負担を軽減することができた。