UD3Hの基礎性能の高さと上位モデルの価値を確認

Ivy BridgeのOCに関しては、CPU自体に壁があるように感じる。つまりマザーボードの性能限界の方が高く、先にCPU温度が限界に達してしまう印象だ。OCで高温になるCPUに対し、CPUクーラーがどこまで効率的に熱を奪い、放熱できるのか、が鍵だろう。今回、大型簡易水冷キットをさらに強化してみたが、これもラジエータサイズは12cm角×2面ぶんしかなく、タンクは一体型で容量も限られる。これ以上を望むとなると、簡易水冷の域を超え、本格的な水冷キットになるだろう。

さて、GA-Z77X-UD5HとUD3Hで100MHzの差が出たわけだが、その要因はどこにあるのだろうか。フェーズ数に違いはあるものの、おそらくUD3Hであっても4.8GHz程度ではまだそれを使い切るようなシチュエーションではないはずだ。むしろ、同じクロックでもUD5Hの方がより低いVCoreで動作させることができた点からすると、VCoreの精度が若干異なるのではないだろうかと考えられる。UD3Hは世界記録マザーボードという実力の片鱗を見せたが、今回は順当に上位モデルの方がより精度の高かったのだと思えば、そこが上位モデルの価値というのではないだろうか。