Cypress Semiconductorは、「PSoC 3/5」に基づくテレコムやサーバ、ストレージ向けファンコントロール用ソリューションを発表した。

同ソリューションは、「PSoC 3/5」向け統合開発環境(IDE)のPSoC Creator 2.0にて無料で提供される。信頼性が不可欠なテレコムやサーバ、ストレージ市場向けにハードウェアベースの高信頼性ファンコントロールを実現。PSoCプログラマブルデジタルファブリックとグラフィカルコンフィグレーションツールの組み合わせにより、ファームウェアコードを数行記述するだけでファンコントロールソリューションをカスタマイズできるという。

IDEでは、設計の複雑さを抽象化するGUIを備えたファンコントローラコンポーネントを提供。ファンデータシートに記載された電気機械パラメータを入力するだけで利用することができる。さらに、PSoCデバイス内部のプログラマブルデジタルアーキテクチャ上に構築された、ハードウェアベースのファンコントロールと速度制御機能を搭載する。

ファームウェアベースのソリューションでは、ファームウェアのファンコントロールアルゴリズムとI2C通信ファームウェアの組み合わせが複雑なため、設計が困難になる。例えば、4~12個のファンのそれぞれを独立に制御するといったファントレイの設計などだ。これをPSoC独自のハードウェアベースソリューションにより回避しているという。

同ソリューションは、PSoC Creator 2.0設計ソフトウェアからの差し込み式コンポーネントとして利用できる。コンポーネントは、サイプレスのPSoC Creatorソフトウェアのアイコンで仮想チップとして表されている。また、コンポーネントアイコンとしてPSoC Creatorデザインにドラッグ&ドロップされ、システム インタフェースとディスクリートICをPSoCデザインに統合される。

なお、ファンコントロールコンポーネントは、ホームページからPSoC Creator 2.0をダウンロードすることで利用できる。また、PSoCベースのファンコントロールシステムの開発とプロトタイプ化を迅速化するように設計されたPSoC熱管理拡張ボードキット「CY8CKIT-036」も提供している。