横河ディジタルコンピュータ(以下、横河ディジタル)は、Samsung製クアッドコアプロセッサを搭載した、開発者向けAndroid 4.0タブレット「ODROID-Q(オドロイド キュー)」の販売を、8月中旬より提供開始すると発表した。

ODROID-Qの外観

ODROID-Qは、10ポイントマルチタッチ対応、10.1インチタッチパネル、Samsung製最新クアッドコアプロセッサ(Exynos4412 ARM Cortex-A9クアッドコア)を搭載した、Android 4.0(Ice Cream Sandwich)タブレット型の開発者向け評価ボードで、これまで同社が販売していた「ODROID-A」(ARM Cortex-A9デュアルコア)の後継機。

UART/JTAGインターフェースや拡張I/Oポートを備え、ソースコードと回路図が提供されることにより、OSカーネル/デバイスドライバ/アプリケーションのデバッグのみならず、多彩なGUI機能とマルチメディア機能を活かした組込み製品の研究/開発にも利用することができる。さらに、HSPAモジュール、Wi-Fi、Bluetooth、GPS、3次元加速度センサなど、豊富なハードウェア資源を実装している。

ODROID-Qのマザーボード

同製品は、横河ディジタル製組込み開発支援ツール「adviceLUNA」(JTAGツール)、「システムマクロトレース」(システム解析ツール)を接続して使用することができるので、Android搭載製品開発におけるデバッグ効率や障害解析効率が向上する。