iPhone 4で投入された高精細ディスプレイは、「Retina(網膜)」という名のインパクトも手伝ってか、表示デバイスの分野に大きな変革の波を生み出した。そして先日発表された新しいMacBook Proシリーズにも、同じ「Retina」の名を冠したディスプレイを搭載したモデルが投入され、現在大きな話題を集めている。このレビューでは、Macが高精細化することの意味と効果を探ってみたい。

MacBook Pro Retinaディスプレイモデル

220ppiの高精細ディスプレイを搭載した「MacBook Pro Retinaディスプレイモデル」。ユニボディなど基本的なデザインイメージは従来どおりだ

システムには「OS X Lion v10.7.4」を収録。ビルド番号は11E2617と、他機種向けに公開されているビルド(11E53)より新しくなっている

■主な仕様   [製品名]  MacBook Pro Retinaディスプレイモデル   [CPU]  Intel Core i7 2.3 GHz/2.6GHz   [メモリ]  8GB   [SSD]  256GB/512GB   [グラフィックス]  Intel HD Graphics 4000/NVIDIA GeForce GT 650M(自動切り替え)   [ディスプレイ]  15.4型ワイド(2,880×1,800ドット)   [サイズ/重量]  約W358.9×D247.1×H18mm/約2.02kg   [価格]  184,800円/238,800円  
次のページ:「高精細」の時代