MMD研究所はこのほど、モバイル端末所有者を対象に実施した「2012年夏発売の携帯電話・スマートフォン新端末購入意欲調査」の結果を発表した。調査期間は6月12日から14日の3日間で、調査対象者はスマートフォン所有者534人、フィーチャーフォン所有者906人の計1,440人。

同調査では、今夏に発表された新モデルについて、新規購入・機種変更を問わず、携帯電話・スマートフォン端末の購入予定を聞いたところ、32%が購入を予定していると回答した。うち、「機種が決まって購入をする予定」と回答したユーザーが8.6%、「機種は決まってないが購入をする予定」と回答したユーザーが23.4%だった。

購入予定者に購入予定の端末を聞いたところ、サムスン電子製「GALAXY SIII」が20.4%と最も多かった。これに、ソニーモバイルコミュニケーションズ製「Xperia GX」が15.2%、シャープ製「AQUOS PHONE sv」が約11.9%、富士通東芝モバイルコミュニケーションズ製「REGZA Phone」が11.3%となった。

今夏の購入予定端末 資料:MMD研究所

注目しているスマートフォン端末についても、購入予定の端末の順位と同様に、「GALAXY SIII」が15%、次いで「Xperia GX」が11.1%、「AQUOS PHONE sv」が8.6%と続き、購入予定・気になるスマートフォン端末のトップはいずれも「GALAXY SIII」だった。

今夏発売の注目端末 資料:MMD研究所

同調査では、スマートフォンに求める点について「デザイン」や「画面サイズ」など10項目を「重視する~重視しない」まで5段階評価で聞いた。

「重視する」「やや重視する」の回答が多かった項目は、「バッテリーの持ち」で87.2%、次いで「画面のサイズ・見やすさ」が86.7%、「タッチパネルの反応の良さ」が84.5%、「液晶の画質」が81.9%、「通信速度の速さ(次世代通信機能の有無)」が80.5%と、デザインよりも実用性を重視した傾向となった。