日立システムズは6月5日、プライベートクラウド環境を構築したIT機器一式を顧客先に設置し、保守やリモート監視サービスも含め月額利用方式で提供する「オンサイト型リソースオンデマンドサービス」を販売開始すると発表した。

同サービスは、同社データセンターのITリソースを必要な時に必要な量だけ提供するリソースオンデマンドサービス「BusinessStage ROD」の技術を生かし、サーバ、ストレージ、仮想化ソフトウェアなどを組み合わせたプライベートクラウド環境を顧客先に設置し、保守やリモート監視サービスまでをパッケージ化して月額利用方式で提供するもの。

バックアップ環境としてBusinessStage RODを利用することで、安価なBCP対策やシステムの段階的なデータセンタへの移設なども可能となり、セキュリティが確保されたプライベートクラウドのメリットと、安価、短納期、月額利用方式といったパブリッククラウドのメリットの双方を享受できる。

設置した機器の保守サービスや、機器・システムのリモート監視サービスもセットで提供するため、運用・保守の負荷も軽減される。

サービスメニューと価格は次のとおりで、最低契約期間は3年となっている。

モデル 仮想化ソフトウェア 物理サーバ台数 冗長化機能 初期費用 月額費用
シングルモデル Hyper-V 1 なし 44万9,400円~ 8万,5050円~
シングルモデル VMware 1 なし 47万2,500円~ 11万5,500円~
スタンダードモデル VMware 2 あり 249万9,000円~ 24万6,750円~