日本アイ・ビー・エムは、同社のビジネス・プロセス管理(BPM)ソフトウェア「IBM Business Process Manager(以下、IBM BPM)」の新バージョン「IBM BPM V8.0」を、6月15日より提供を開始すると発表した。同製品のライセンス料は699万3,100円(税別)からで、5月31日より同社およびビジネスパートナーから販売する。

同製品は、受注から支払いまでのプロセスや、開発から製造、物流までの統合サプライチェーンなど、企業における組織横断的な業務プロセスの最適化を数ヵ月間で実現する製品で、業務の流れをGUIで可視化し、実務担当者が操作する情報入力画面や承認者の確認画面を設計する機能を備えている。

最新版では、PC画面上に業務に関わる全担当者の作業状況をリアルタイムで表示する機能や作業経験者のリストを表示する機能などのソーシャル・コラボレーション機能が追加された。これにより、地理的に離れた場所で勤務する担当者の作業状況もメールや電話で確認する必要がなくなったほか、ソーシャル・コラボレーション機能で、業務関係者の作業状況や熟練度など、人に関わる情報の共有を自動化される。iOS搭載のモバイル端末にも対応した。

「IBM BPM V8.0」のシステム構成

「IBM BPM V8.0」のソーシャル・コラボレーション機能

「IBM BPM V8.0」モバイルアクセス機能