シトリックス・システムズ・ジャパンとクリエーションラインは5月28日、クラウドマネジメントシステム「Citrix CloudStack(現 Citrix XloudPlatform)」を利用したクラウドプラットフォームを北陸先端科学技術大学院大学に導入したと発表した。

同製品は、陸先端科学技術大学院大学情報社会基盤研究センターで運用される仮想サーバ環境を統合管理し、2012年3月より教職員・学生向けにオンデマンドで仮想サーバシステムを提供している。学内向けに独自ポータルを構築することで、仮想サーバの有効期間管理やLDAP連携とリソース制限管理などの機能を集約した。

「Citrix CloudStack」の概要

今回、CloudStackは優れたオープンソースアーキテクチャーとその先進性とともに、クラウドプラットフォームの構築に必要な機能や柔軟性・拡張性を備えていたことが採用の決め手となった。

北陸先端科学技術大学院大学とクリエーションラインは、クラウドプラットフォーム環境でのHadoopクラスタの動的構築と夜間および休日の空きリソースを利用した解析ジョブ実行に関する技術を共同で研究する。

今回のシステム設計と構築は、CloudStackに関しての多くの導入支援実績を持つクリエーションラインが、富士通 北陸支社および富士通北陸システムズと連携・協力して行った。