MMD研究所は5月23日、20歳から59歳までのスマートフォン所有者887人を対象に実施した「スマートフォン端末・キャリアの満足度に関する調査」の結果を発表した。同調査では、所有の端末の満足度、電波状況や料金プランなどにおけるキャリアの満足度を聞いている。

スマートフォン端末の満足度を13項目について調査をしたところ、総合評価で「満足」と回答したユーザーが17.4%、「やや満足」と回答したユーザーが46.7%と合計64.1%のユーザーが「満足」と回答した。

項目別では、画面サイズが75.3%、画質が74.5%、デザインが65.9%と全体的に満足度が高く、13項目の内バッテリーだけが「不満」の回答が「満足」の半数以上となった。

スマートフォン端末の満足度(全体) 資料:MMD研究所

スマートフォン端末を購入する際に重視する点は、「操作性」と回答したユーザーが56.8%と最も多く、これに「バッテリー」(51.3%)、「端末価格」(46.3%)と続いた。

キャリア別の満足度を「料金プラン」「電波状況」「端末ラインアップ」「通話エリア」「端末代金」「アフターケア」「総合評価」の計7項目について調査したところ、総合評価で「満足」と回答したユーザーはNTTドコモで52.8%、auが55.2%、SoftBankが45.6%となった。

キャリアの満足度(全体) 資料:MMD研究所

「電波状況」で満足度が最も高かったのはNTTドコモで67.2%、auは64.4%、SoftBankは29.0%だった。一方、「料金プラン」で満足度が最も高かったのはSoftBankで57.2%、auは45.7%、NTTドコモは36.8%となった。

他のキャリアへの乗り換えの意向については、「1ヵ月以内に検討している」が1.1%、「3ヵ月以内に検討している」が2.4%、「6ヵ月以内に検討している」が3.6%、「時期は未定だが検討している」が18.3%、「乗り換えを予定していない」が59.6%と、「検討していない」人が半数以上だった。

乗り換え検討者(225人)にその理由を複数回答形式で聞いたところ、「料金プラン・端末価格が不満」が最も多く、これに「欲しい端末がないから」「電波状況が不満だから」「他社の乗り換えキャンペーンが魅力的だから」が同率で続いた。