バッファロー、スループット最大1750Mbpsの無線ルータを米国で販売

バッファローは、米国の販売会社「バッファロー・テクノロジー(USA)」において、次世代無線LAN規格「IEEE802.11ac(以下、11ac)」に対応した無線LANルータ「AirStation　WZR-D1800H」及びイーサネットコンバーター「AirStation　WLI-H4-D1300」を販売開始したと発表した。

11ac規格は、5GHz帯の周波数を利用する無線LAN規格で、従来の11n規格に比べ最大約3倍の転送速度1300Mbps(規格値)を誇る。速度の向上により複数同時ハイビジョン動画のストリーミング再生を実現するほか、電波干渉による速度低下が懸念されている2.4GHz帯の11gに代わる通信規格としても期待されている。

また、11ac対応製品は、従来の無線LAN機器11n/11a/11g/11bの上位互換性を保つよう設計されている。

「AirStation　WZR-D1800H」は、5GHz帯と2.4GHz帯の規格値の合計で最大1750Mbpsのスループットを有し、11n規格においても5GHz帯と2.4GHz帯のそれぞれで450Mbps(規格値)の通信が可能となっており、11nにおいても合計900Mbpsのスループットを有している。

「AirStation WLI-H4-D1300」は、4つのギガビット(1000BASE-T)ポートを搭載し、ネットワークメディア・プレーヤーやゲーム機などの4台までのネットワーク対応機器の同時接続が可能。5GHz帯(11ac 1300Mbps、11n 450Mbps)または2.4GHz帯(11n 450Mbps)の無線LAN通信のどちらかで通信を行える。