富士ゼロックスは4月26日、2011年12月12日に提供を開始したインターネットを介してドキュメント共有環境を提供する月額課金制のクラウドサービス「Working Folder」の機能を強化し、Android OSのモバイル端末からのアクセスや、管理者が一括して操作履歴の表示・ダウンロードできるサービスの提供を4月27日から開始すると発表した。

「Working Folder」操作履歴一覧表示画面

本サービス機能の強化により、Android OS/iOS端末の標準ブラウザからのアクセス機能を提供し、既に提供しているiOS専用アプリケーションからのアクセスに加え、エンタープライズ市場においても顧客からの要望が多いAndroid OS端末からのアクセスを提供する。

さらに、既にAndroid OSに対応している「ネットプリント」を使えば、ダウンロードしたファイルの外出先でのプリントニーズにも対応し、特定の場所にしばられることのないモバイルワークによる情報共有を実現する。

また、管理者であればWorking Folderに登録したすべての文書ファイルに対して、いつ、誰が、どのような端末から、どのような操作を行ったかの操作履歴を一覧で表示し、必要に応じてCSVファイルでのダウンロードが可能とした。Working Folder内に格納された情報へのアクセスの履歴を記録できるため、不正アクセスやダウンロードの抑止効果につながり、万が一の場合には操作履歴のトレースが可能になるなど、管理者のセキュリティ管理業務を支援する。

Working Folderの基本サービスと価格は次のとおり。

商品名 商品内容 価格
Working Folder 基本サービス ユーザー数10人、キャビネット容量10GB、ドロワー数最大20(個人ドロワー数最大10、共有ドロワー数最大10) 3,500円/月
Working Folder ユーザー追加オプション オプション追加毎に利用可能なユーザー数が10人追加される 2,000円/月
Working Folder 容量追加オプション オプション追加毎にキャビネット容量が10GB追加される 1,500円/月