Pharo is a clean, innovative, open-source Smalltalk-inspired environment.

Pharo ProjectはオープンソースのSmalltalk実装の最新版「Pharo 1.4」を公開した。Pharoはオブジェクト指向プログラミング「Smalltalk」のオープンソース実装として開発されていた「Squeak 3.9」環境から派生したオブジェクト指向プログラミング言語及び開発環境。MIT Licenseのもとオープンソースで開発されている。

Pharoは開発にGoogle Codeを使用しており、1.4ではIssue Trackerで扱っていた860以上の問題を修正している。例えば、新しいコードモデルとして「Ring」の採用、スタートアップスクリプト用のメニュアイテムの追加、「headless」モードの改善、インスペクタツールやデバッガツールの改良など多岐にわたっている。

Pharo 1.4はWindows、Mac OS X、Linuxに対応しており、プロジェクトサイトよりダウンロードできる。Pharoではプラットフォームを問わない「one-click」パッケージの配布を行なっている。このパッケージは実行ファイル及び実行に必要なライブラリが収録されており、インストールせずにPharoを使用できるようになっている。