VOYAGE GROUPは4月19日、同社の運営するAndroidアプリの無料レコメンドサービス「appmom」のデータをもとに実施した「Androidアプリ利用動向調査」の結果を発表した。

発表内容によるとインストールランキング1位のアプリが、起動回数ランキングでは378位となるなど、インストール回数と起動回数の差が大きく開く結果になった。また、Android端末の使用歴が3年のユーザーと1~2ヵ月のユーザーの保有アプリの比較から、使用期間が長いほどプリインストールアプリの保有数が少なくなることがわかったという。このほか、平日と休日の起動数の比較では、平日・休日ともに上位15位のうち30%がSNS系アプリとなり、ニュース系アプリは休日にのみ起動率が高まるという結果になっている。

インストールアプリと起動アプリの比較。計測期間は2011年5月29日~2012年3月16日

appmomにおけるインストール / アンインストールランキングの比較では、インストールランキング上位のアプリが、アンインストールランキングでも上位になった。インストールランキングの上位20アプリのうち30%が、アンインストールランキングでも20位以内にランクインしているという。また、アンインストールランキングでは、ゲーム系アプリとネタ系アプリが30%を占めており、同社は「ランキング上位の人気アプリはインストールされやすいものの、アンインストールもされやすい」と分析している。

appmomのインストール / アンインストールランキングの比較。計測期間は2011年12月16日~2012年3月16日

また、Google Playの人気ランキングとappmomのインストールランキングの比較では、約半数のアプリが両ランキングのトップ10に入っており、共通する部分も多い。しかし、Google Playでは上位20位のうち45%がゲーム系アプリだが、appmomではゲーム系アプリは上位20位のうちわずか5%という結果になっている。同社は、appmomはユーザーのプロフィールやアプリの利用状況に応じて最適なアプリを提案する仕組みとなっているため、より実用的で長期にわたって活用できるアプリが上位にランクインしたと分析している。

Google Playの人気ランキング(無料)とappmomのインストールランキング(無料)における上位アプリの比較。2011年12月16日~2012年3月16日のトップ10ランクイン回数を計測