ディーツー コミュニケーションズは4月18日、2月に実施した「スマートフォンの普及動向に関する調査」の結果を発表した。同調査では、スマートフォンの普及率、男女別の所有率、非所有者の購入意向、契約キャリアなどについて聞いている。

調査対象者全体におけるスマートフォンの所有率は23.6%と、2011年調査の7.6%から16.0ポイント上昇した。所有パターン別では、「スマートフォンのみ利用」が17.7%、「スマートフォンとフィーチャーフォンを併用」が5.9%、「フィーチャーフォンのみ利用」が73.0%となった。2011年の調査と比べた際の大きな変化としては、「スマートフォンのみ利用」が4.0%から17.7%に大幅に増加したことが挙げられている。

スマートフォン所有者において女性が占める割合は38.9%と、前年調査の28.6%から10ポイント以上増加した。特に、「女性20~29歳」の割合が9.7%から17.3%に増加している。一方、男性は「15~19歳」が4.4%(2011年調査:4.0%)、「60~69歳」が3.4%(2011年調査:3.1%)とそれぞれ微増だった。

性年代別で見ると、男性では「男性 20~29歳」の48.3%、女性では「女性 20~29歳」の54.2%が最も高い割合だった。

スマートフォンユーザの性年代構成比 資料:ディーツー コミュニケーションズ

スマートフォン非所有者にスマートフォンの購入意向を聞いたところ、「ぜひ購入したい」が10.3%、「まぁ購入したい」が22.0%と、スマートフォン非所有者の32.3%が購入意向を持っていることがわかった。前年調査では「購入意向あり」が27.9%だったので、購入意向者の比率は4.4ポイント上昇したことになる。

OS別では、iOSが39.6%(2011年調査:57.7%)、Androidが56.7%(同:29.1%)となり、この1年でAndroid端末所有者が半数を超えたことが明らかになった。

スマートフォン所有者が契約している通信事業者の比率は、ソフトバンクモバイルが38.5%(2011年調査:61.0%)、NTTドコモが34.4%(2011年調査:22.0%)、auが25.3%(2011年調査:13.6%)となった。

スマートフォンユーザが契約している通信事業者 資料:ディーツー コミュニケーションズ