旭硝子(AGC)は4月4日、高付加価値ガラスの開発を強化するため、ガラスへのナノ構造形成技術を開発する米RolithにAGCアメリカを通じて総額200万ドルを投資すると発表した。

Rolithのナノ構造形成技術は、ロール状のフォトマスクを回転させて、露光・現像する方式で、大面積のガラス基板にナノ構造を短時間で形成できるのが特徴となっている。

AGCグループでは、これまで培ったガラスコーティング技術とRolithのナノ構造形成技術を組み合わせることで、様々なニーズに応えていくという。

具体的には、モバイル端末のカバーガラスへの指紋付着の抑制、電気自動車の省エネに貢献する窓ガラスの曇り防止、太陽電池の発電効率向上につながるカバーガラスの反射防止などを想定している。