YahooのCEO、Scott Thompson氏

米Yahooは4月4日(米国時間)、約2,000人の従業員を削減することを発表した。これは同社が進める組織再編の一環であり、全従業員の14%に相当する人員削減となる。「小規模で敏捷に動く収益性の高い企業を目指す」と同社CEOのScott Thompson氏は述べている。

今回の人員削減により、年間3億7,500万ドルのコスト削減を目指す。今後計画に変更が加わる可能性も示唆されており、4月17日に予定している第1四半期の業績発表時に詳細を発表される予定。対象となる社員には、同日より通知を開始したという。

この4年で6回目の人員削減となるが、前任となるCarol Bartz氏の解雇の後、1月にThompson氏がCEOに着任して以来は初となる。業績低迷が続くなかで建て直しを進めるThompson氏は、中核事業の強化、最も緊急な優先分野へのリソース再配分を進め、収益性改善と成長にフォーカスすると説明している。

2,000人の人員削減を発表したYahoo