沖エンジニアリング(OKIエンジニアリング)は3月27日、車載向けのEMC試験(電磁両立性試験)を拡充し、高周波帯域に対応した車載用の電子機器の妨害波耐性試験(イミュニティ試験)を提供することを発表した。

大容量のデータを高速でやり取りできる移動体通信システムは、2GHz以上の高周波帯域を利用しているため、高周波の電磁環境下でも誤動作しない電子機器が求められている。また、自動車メーカーの個別規格では高周波のレーダーパルスに対する耐性が要求されている。このような背景から電子機器の妨害波耐性を図るイミュニティ試験の需要が高まっている。

このたび、OKIエンジニアリングは日本適合性認定協会(JAB)認定のEMCセンタ(埼玉県本庄市)に高周波・高出力アンプを増設して試験環境を整備した。

車載コンポーネントのイミュニティ試験規格「ISO11452-2」の要求範囲は200MHzから2GHzであるが、新たに提供する車載向けイミュニティ試験の最大照射周波数は従来より2GHz高い、4GHzまで範囲を広げた。これにより、高周波帯域の耐性を調べるレーダーパルス試験、携帯無線試験やその他の自動車メーカー独自規格の試験に対応できるようになった。今回の設備導入により車載規格と民生規格に対応した総合的なEMC試験を提供する。

OKIエンジニアリングでは、今後も試験技術の向上や設備の充実を図るとともに、JAB認定EMC試験所として認定範囲の拡大を目指す。車載向けEMC試験全体で2012年度に6000万円の売上を目標としている。

アンテナ照射イミュニティ試験