東京無線協同組合、富士通テン、メイテツコムは3月12日、スマートフォンから簡単にタクシーの配車を依頼できるシステム「すぐくるタクシー 東京無線版」を開発し、4月1日よりサービスを開始すると発表した。

同サービスは、スマートフォンのGPS機能を用いて、アプリを起動してから最短3回の簡単なボタン操作で、オペレーターを介すことなく、現在地に東京無線の約4,000台のタクシーから最適な車両を呼ぶことを可能にするもの。

タクシーが予約できる地域は東京23区・武蔵野市・三鷹市で、配車されるタクシーが確定するまでにかかる時間は20~30秒程度だという。台数や車種などの詳細な条件を指定できるほか、タクシーを呼ぶ前に、現在位置周辺の空車タクシーを確認することが可能。

利用者は、専用のiPhone/Android端末に専用アプリ「すぐくるタクシー 東京無線版」をダウンロードする必要がある。

「すぐくるタクシー」の配車の流れ

3回のボタン操作でタクシーを呼ぶ「シンプル注文」の依頼画面

同システムは、東京無線だけでなく、他のタクシー事業者も導入可能であり、3社は全国各地のタクシー事業者へ本システムの導入を促進することで、約1万6,000台のタクシーが相互利用できることを目標としている。