ソニーは29日、ブルーレイディスクレコーダーのソフトウェアアップデートの実施を発表した。アップデートデータは放送データ経由で行われ、期間は3月28日~9月30日。アップデートの内容は以下のとおりだ。


  1. 地上/BS/110度CSデジタル放送の二度録り回避機能の追加
  2. 外付けHDDとの連携機能の向上
  3. ソニールームリンクでの放送中番組配信への対応
  4. 番組検索結果のソート機能の追加
  5. BDやDVDのパッケージタイトルの早送り巻き戻し精度の向上

二度録り回避機能

番組名予約機能は、番組名を基準に自動録画を行う機能だ。連続ドラマなどを1回目から最終回まで1度の指定で録画予約できるので便利だが、同じ番組がリピート放映されている場合、まったく同じ番組が何度も録画されてしまうことになる。二度録り回避機能は、未録画の番組のみ自動録画を行い、録画済みの番組はスキップするものだ。同機能は「BDZ-SKP75」がスカパー!HD用に搭載していたが、アップデートにより地上/BS/110度CSデジタル放送でも利用できるようになる。対象機種は2011年に発売された全機種だ。

外付けHDDとの連携機能の向上

外付けHDDからBDへの直接ダビングと、BDから外付けHDDへのムーブバック機能を追加する。さらにスマートフォンからの録画予約の際に、外付けHDDを録画先に選ぶことも可能だ。対象機種は「BDZ-AX2700T」「BDZ-AT970T」「BDZ-AT950W」「BDZ-SKP75」。

ソニールームリンクでの放送中番組配信への対応

ソニールームリンクでは現状、ストリーミング配信の対象は録画データのみだが、アップデートにより、放送中の番組もリアルタイムで配信できるようになる。これを利用すれば、アンテナ線をつないでいないソニー製のPC「VAIO」シリーズや「プレイステーション3」などでもテレビ番組を視聴可能だ(ただしソニールームリンク対応機種に限る)。もちろん、ソニールームリンク対応「ブラビア」シリーズへも配信できる。アップデート対象機種は「BDZ-AX2700T」「BDZ-AT970T」「BDZ-AT950W」「BDZ-SKP75」「BDZ-AT770T」だ。

番組検索結果のソート機能の改良

現状では、番組検索を行った際の並び順が日付順のみとなっているが、アップデートにより番組名順でのソートも可能になる。

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