株式会社ATR-Promotions、株式会社楽しいチリビジ、NPO地図で防災・まちづくりサポートの3社は2月28日、古地図とGPSで街歩きを楽しむiOS版アプリ「ちずぶらり」のナゴヤ版の販売を開始したと発表した。

「ちずぶらり」はATR-Promotionsが展開するiPhone、iPad用の地図アプリで、これまで21タイトルがリリースされている。アプリに収録されているさまざまな古地図や絵地図の上に、iPhoneやiPadのGPS情報を表示させることで、過去の町並みを振り返りながら現在の町を散策できるという仕組み。地図の表示はGoogle Mapsと切り替えることも可能で、Google Maps上のランドマークアイコンには、史跡の情報が表示されるようになっている。

都市化が進む前の地図を参照することで周辺の自然環境を把握し、防災に役立てることも可能だという。

ソフトウェア起動時画面

収録地図の一例

「ちずぶらり」のナゴヤ版となる「ナゴヤちずぶらり」は、楽しいチリビジが製品企画を担い、地図で防災・まちづくりサポートが収集した江戸時代から昭和30年代までのナゴヤの地図8枚を収録する。収録地図と年代は以下の通り。

  • 名古屋市全圖 明治42年(1909年)
  • 最新番地入大名古屋市全圖 昭和12年(1937年)
  • 名古屋市全圖(日本地図) 昭和19年(1944年)
  • 名古屋市全図(アルプス社) 昭和34年(1959年)
  • 名古屋市中央部詳細図(アルプス社) 昭和34年(1959年)
  • 名古屋市近郊図(アルプス社) 昭和34年(1959年)
  • 名古屋並熱田絵図 江戸時代中頃(18世紀)
    ※名古屋並熱田絵図は3月下旬頃にアプリ内課金にて提供予定。

アプリはApp Storeにて1200円で販売される。また、2012年3月31日までは新発売キャンペーンとして、半額の600円でダウンロードできる。