レジストリ事業を展開するGMOドメインレジストリは2月27日、大阪府から地理的名称トップレベルドメイン (地名TLD)である「.osaka」についての管理運営事業者の支持を得たと発表した。

大阪府では地名TLD「.osaka」の申請支持文書の交付申請受付を1月に行っており、同社はこれに応募。大阪府の審査を経て、今回の「支持」となった。

現在、gTLD (Generic Top Level Domain)は23種類あり、これらのgTLDに加えて新たなトップレベルドメインの申請受付が、2012年1月からICANNで開始されている。このうち、事業者が都道府県の地名TLDの管理運営をICANNへ申請するには、その地域を管轄する自治体の「支持」が必要となっており、今回の発表はこの「支持」を得たという内容。

今後、同社ではICANNへの申請手続きを進める予定で、審査スケジュールにもよるが、「最短で2013年1月」から「.osaka」の運用を開始するとしている。

なお、GMOドメインレジストリは「.osaka」のほか、キヤノンの「.canon」や日立製作所の「.hitachi」の申請・運用において提携に合意しており、地名TLDについては「.tokyo」について東京都から管理運営事業者として支持を受け申請手続きを進めている。