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Googleは「Google Public DNS」サービスにおいて、1日あたり700億のリクエストを処理していると発表した。「Google Public DNS」は同社が2009年12月に発表したパブリックDNSサービス。「8.8.8.8」と「8.8.4.4」という覚えやすいIPを採用しており、どのクエリに対してもあまりブレがなく平均的に高速に動作するという特徴がある。

今回発表された内容によれば、「Google Public DNS」は米国からのトラフィックが30%、米国外からのトラフィックが70%とされている。米国および欧州ではもともと強い存在感を持っているが、サービスを公開してからアジア地域などへの強化にも取り組んでおり、日本をはじめオーストラリア、インド、ナイジェリアにサーバの設置を実施してきたと報告されている。

またIPv6への取り組みも実施しており、「World IPv6 Day」にはIPv6で利用するためのアドレスとして「2001:4860:4860::8888」および「2001:4860:4860::8844」を発表したという。Googleはここ数年、インターネットそのものを高速化する取り組みを進めており、「Google Public DNS」もそうした取り組みのひとつ。IPアドレスが覚えやすいこともあり、デフォルトのDNSサーバとして今後さらに普及していく可能性がある。