JR東日本ウォータービジネスは2月14日、3月6日に発売予定の「落ちないキャップ」採用のペットボトル「FROM AQUA」~谷川連峰の天然水~のサンプリングを2月20日より約15万本の規模で行うと発表した。

同社はエキナカ自販機ネットワークで得られる大量データの分析から、「FROM AQUA」は主に「電車乗車前に購入され移動中に飲用されている」という実態に加え、購入客が「キャップを落とした経験が多い」ことを把握したことから、「落ちないキャップ」を採用した。

3月6日に発売予定の「FROM AQUA」の落ちないキャップの使い方

サンプリングも自販機POSデータの分析に基づき、「女性の購入割合が高くなる朝の時間帯」に「乗車前購入が多い郊外駅」を中心とした150駅(大船駅、国分寺駅、船橋駅、川口駅など)で行われる。具体的には、中央線の駅近隣居住者の購入時間帯の分析が行われ、都心から離れるほど購入時間のピークが早くなることがわかった。そのため、サンプリングの配布も各駅のピーク時間帯を中心に行われる。

中央線の自動販売機における「FROM AQUA」の購入調査 資料:JR東日本ウォータービジネス

「FROM AQUA」のサンプリングでは女性の飲料体験を期待していることを踏まえ、阿佐ヶ谷駅では、朝のピーク時間帯に駅近隣居住者の女性の購入比率(約63%)が高いことから、他駅よりもサンプリング数を増やす。

東小金井駅では、駅近隣居住者(郵便番号情報を活用)の購入率(約83%)が高く、ヘビーユーザー(2ヵ月間に20回以上購入者)が北口利用であると想定されることから、東小金井駅では、北口にてサンプリングを実施する。

中央線・阿佐ヶ谷駅と東小金井駅の自動販売機の購入調査 資料:JR東日本ウォータービジネス