三菱電機は2月14日、同社の産業用カラーTFT液晶モジュール「DIAFINE」の新製品として、広視野角(上下左右170°)の8.4型および10.4型のSVGA TFT液晶モジュールを2012年3月1日より、12.1型のSVGA TFT液晶モジュールを同4月1日より発売することを発表した。

3製品ともに解像度は800×600で、600cd/m2の輝度と1000:1のコントラストによる明るい場所での視認性を確保したほか、NTSC比72%の色再現範囲による鮮やかな表示を可能としている。

また、-30~+80℃の動作保証温度範囲を実現しており、屋外での使用に耐えられる耐環境性を実現。さらに白色LEDバックライトの採用およびLEDドライバ回路の内蔵による、従来のCCFLで必要だった点灯用高電圧インバータの不要化や10万時間の長寿命化などが可能となっている。

なお、量産時の生産規模は各5000台を予定しており、サンプル価格は8.4型が7万円(税別)、10.4型が8万円(同)、12.1型が9万円(同)となっている。

左から8.4型「AA084SC01」、10.4型「AA104SJ02」、12.1型「AA121ST01」