Texas Instruments(TI)は、AC/DCおよび絶縁型DC/DC電源アプリケーション向けに、高い統合性と容易な設定を提供するデジタル電源管理向けコントローラ「UCD3138」を発表した。

同製品は、サーバ、通信用装置および高電力DC/DCモジュールをはじめとした幅広い電源トポロジにおいて、電源密度および信頼性の向上に寄与するものであるという。

主な特長は「ピーク時および軽負荷時の電力変換効率向上」「すべての絶縁型電源トポロジをサポート」「各種保護機能を内蔵」などで、複数のプラットフォームにわたるハードウェア設計の再使用、および個別のアプリケーションに向けた性能および制御パラメータの精密な調整を実現するほか、電源システム自体の機能を増やすことで、採用された製品の市場投入時間を短縮できる利点をも有している。

なお、同社ではGUIおよび各種開発ツールを供給しており、今回された同製品は同社のアナログ/デジタル電源管理ソリューション・ポートフォリオ拡張の一環という位置づけ。すでにサンプル出荷を開始しており、量産出荷は2012年第2四半期に予定されている。