TIOBE Programming Community Index

TIOBE Softwareから2012年2月のTIOBE Programming Community Index (PCI)が公開された。TIOBE PCIは、複数の検索エンジンの検索結果から対象とするプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。2012年2月におけるインデックスは次のとおり。

プログラミング言語 インデックス 備考
1 Java 17.050 19ヶ月連続1位
2 C 16.523
3 C# 8.653 上昇傾向
4 C++ 7.853 若干の下落傾向
5 Objective-C 7.062 上昇傾向
6 PHP 5.641 下落傾向
7 (Visual)Basic 4.315
8 Python 3.148
9 Perl 2.931
10 JavaScript 2.465
11 Delphi/Object Pascal 1.964
12 Ruby 1.558

トップ10位の順序に変化はない。注目しておきたい傾向としては、C++が緩やかな下落傾向を続ける中、C#とObjective-Cは継続して成長傾向を見せている点にある。そう遠くない段階で、C++とObjective-Cの順位が入れ替わることが予想される。

TIOBE Softwareでは2月の傾向として特にVisual Basic .NETが順位を上げて16位にエントリしたことに言及している。(Visual) Basicが緩やかに下落している中、これに替わるようにVisual Basic .NETの値が上昇しているという。インデックス値ではまだまだ大きな開きがあるが、新たな傾向として注目される動きと言える。

先月19位につけたRは、今月は20位にランクイン。先月20位だったLuaは、ひとつ順位を下げて21位となっている。RとLuaは上位20のプログラミング言語と比較するとインデックス値が0.5~0.6前後と小さいが、それでも確実に20位前後にエントリしており、一定の影響力を持っていることがうかがえる。