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MozillaのAsa Dotzler氏が「Firefox and more: End of Firefox Support for Windows 2000」において、開発ツールのアップデートに伴い「Windows 2000」、「Windows XP RTM」、「Windows XP SP1」をFirefoxのサポート対象から外すことを計画していると発表した。Win2000、XP RTM、XP SP1のサポートは、6月に公開が予定されているFirefox 12が最後のサポートバージョンになる見通しとなる。

MozillaではWin2000、XP RTM、XP SP1のプラットフォームをサポートするために、Windows向けの開発ツールであるVisual Studioを古いバージョンのまま使い続けているという。その結果、最新のコンパイラが提供している最新の機能が活用できていないほか、新機能の実装などにおいて不利益を被っていると説明。これをVisual Studio 2010へアップデートすることで、最新の機能の恩恵を受けられると説明している。

MozillaリリースエンジニアリングチームがVisual Studioのアップデートを開始するのは、Firefox 12がオーロラチャンネルに移行した後のFirefox 13ナイトリーからとなる見通し。予定通りに作業が進めば、7月に登場が見込まれるFirefox 13からVisual Studio 2010によってビルドされたFirefoxが利用できるようになる。

FirefoxのWindows版を採用しているユーザのうち、Win2000、XP RTM、XP SP1を使っているユーザの割合は0.5%を下回っているとされている。説明では、Win2000を採用しているユーザにはOperaへの移行を薦めているほか、XP RTMおよびXP SP1のユーザへはSPアップデートを実施し、最新のFirefoxを利用することを推奨している。