Amazon.comのKindle Fire

Pew Internet & American Life Projectが1月23日(現地時間)に報じた最新の調査報告によれば、米国における成人のタブレット所有率は12月中旬から1月前半にかけて、10%から19%とおよそ2倍に急上昇したという。同様に電子ブックリーダーの所有率も同程度増えたことを意味しており、ホリデーシーズン商戦の中核であったこと示す結果となった。

Pewによれば、少なくとも1つの電子ブックリーダー端末を所持する米国人の比率は12月の18%から、1月には29%へと上昇しており、現在では3割近い比率まで上昇している。なお、これは汎用タブレット型デバイスも含む数字とみられる。同調査では2011年半ばから秋シーズンにかけて、このタブレット/電子ブックリーダー端末の所有率は大きく変化していないことも指摘しており、年末商戦というギフト贈与のシーズンが到来したことで、一気に普及が加速したことを示している。この時期にはAmazon.comのKindle FireやBarnes & NobleのNook Tabletという安価なタブレット端末も登場しており、これがシェア拡大に貢献したものとみられる。