Firefox web browser - Faster, more secure & customizable

Firefox 12ナイトリー版においてWebコンソールの機能が強化され、コマンドを使った操作が簡単にできるようになった。WindowsであればCtrl-Shift-Kキーを押すか、Firefoxメニューから「Web Developer」→「Web Console」を選択して起動し、起動したWebコンソールにフォーカスを移すと、入力可能なコマンドがポップアップで表示されるようになっている。

今のところ実行できるコマンドは次のとおり。

  • console clear - コンソールのクリア
  • console close - コンソールを終了(Ctrl-Shift-Kと同じ)
  • echo メッセージ - メッセージの出力
  • inspect 対象 - インスペクト処理を実行
  • help - ヘルプの表示
  • { ... } - JavaScriptコードの記述と実行

Webコンソールのコマンドラインインタフェースの機能が強化されている - Firefox 12ナイトリー版

コンソールにメッセージを出力するコマンドはecho

helpでコマンドで用意されているコマンドをチェックできる

inspectコマンドでマウスからインスペクタを実行したのと同じ結果を得ることができる

括弧「{}」で囲んだ中には、JavaScriptを記述可能

その場でJavaScriptを実行してさまざまな処理が可能

Firefoxは、WebアプリケーションやWebページの「開発ツール」としての機能開発に取り組んでおり、今回追加された機能はこのような取り組みのひとつとなる。

マウス重視のUIは初期の学習コストが低い反面、慣れてきてからの作業の高速化が難しく、逆にコマンドライン重視のUIは初期の学習コストが高い反面、慣れによって作業の効率アップが期待しやすいという特徴がある。