メイテックは12月27日、国内のエンジニア1,000人を対象に実施した「国内エンジニア1,000人のキャリア調査」の結果を発表した。同調査では、「就社・就職理由」「継続意向」「エンジニアの分類」などについてまとめている。

現在勤めている企業に就職した理由を聞いたところ、「自分のやりたい仕事ができると思ったから」が46.2%と最も多く、これに「収入を得るため・給与をもらうため」(36.9%)、「自分の能力・技術を磨くことができると思ったから」(26.8%)が続く。これより、同社では「エンジニアは会社(属性)よりも仕事内容・キャリアを強く意識して就職した様子がうかがえる」としている。

現在勤めている会社にかかわらず、エンジニアの仕事を続けたいかと尋ねたところ、「一生続けていきたい」と回答したエンジニアは18.0%で、これに「できれば続けていきたい」(62.1%)という回答を合わせると8割に達していることになる。未既婚別では、相対的にエンジニア継続意向の低い「未婚」でも75.2%と高い。年代別では、年代が高くなるほど、エンジニア継続意向が高いが、最も継続意向の低い「20代」でも7割近い。

現在の会社にかかわらず、今後もエンジニアの仕事を続けたいと思いますか? 資料:メイテック

同社は、同調査において会社、職業・職種に対する考えをもとに、エンジニアを「プロ志向型」「両立型」「こだわりない型」「会社志向型」4タイプに分類した。

結果、「会社組織にいながらも職業・職種への拘りが強いエンジニア」が55.9%(赤点線)と過半数以上を占めた。なかでも会社と職業・職種両方に対するこだわり拘りが強い「両立型」(35.6%)が3割以上と多く、特に電気・電子分野のエンジニアは「両立型」が約半数を占めその傾向が強い。年代別では、20代のエンジニアは会社や職業・職種へのこだわりが弱い「こだわりない型」が過半数を占める。

会社軸、職業・職種軸によるエンジニアのタイプ分類 資料:メイテック

エンジニアのタイプ分類(全体/単一回答) 資料:メイテック