ユニメディアはこのほど、同社が提供する「インタラクティブマーケティング統計データ」11月版において、PCサイトにおけるスマートフォンからのアクセス傾向についてのレポートを発表した。

それによると、PCサイトのアクセスに占めるスマートフォン比率は全体の12.44%を占めていることがわかった。リスティングからの流入に限ると全体の約15%を占め、スマートフォン専用ではないページにもある程度のアクセスがあることがわかる。

一方でCVR(コンバージョンレート)は低い傾向が見られ、同社では「ページ遷移やフォーム/カート等への入力しやすさなど、ユーザビリティ対応の面で大いに影響があるのでは」と推測。ユーザーを取りこぼさないために、スマートフォン表示最適化が必要不可欠であると述べている。

主要検索エンジン別流入比率では、スマートフォン全体アクセスの約28%をYahoo!が占めていることが明らかになった。Android端末からのアクセスは約15%、iPhoneからは約40%がYahoo!を利用している。

いずれもブラウザの初期設定がGoogleになっているにもかかわらずこの結果が出たことについて、同社では「使い慣れた検索エンジンを求めるというユーザーの意思の現れ」との考察を示している。